FIFAU-20ワールドカップinポーランド2019のゴールキーパーに注目!Part2
2年に2度開催されるU-20ワールドカップ。
今回はポーランドの6都市で行われ、2大会連続で出場を果たした日本はベスト16で戦いを終えた。
優勝候補と目されていたポルトガルがグループステージで敗退するなど、優勝候補が早々に姿を消す状況で頂点に立ったのはウクライナ。
旧ソ連の流れを汲む東欧の強豪国がFIFA主催の国際大会を初めて制し、歴にその名を刻んだ。
アジア勢の韓国も健闘し、初のファイナリストとなったのも記憶に新しい。
そこで今回はU−20ワールドカップで輝きを放った守護神10人をピックアップ。
5回に分けてお届けをする。
第2回の今回は日本と対戦した2チームからチョイス。
エクアドルのモイセス・ラミレスと韓国のイ・グァンヨンだ。
レアル・ソシエダが注目するエクアドルの若き守護神
グループステージの初戦で日本と対峙した18歳の若き守護神エクアドルのモイセス・ラミレスは、レアル・ソシエダが保有権を持つ俊英。
レアル・ソシエダというと、私の友人のルイス・ジョピスGKコーチが所属しているチームだ。
GKトレーニングの常識を変えるクレイジーキャッチのすごさを検証してみた!
2017ー18シーズンはスペインリーグ3部で戦うBチームでプレーし、4試合でピッチに立った。
エクアドルのサッカー史において最高の選手の1人になると期待をかけている逸材
U-20ワールドカップでは全7試合でゴールマウスを預かり、将来性を感じさせるパフォーマンスを披露。
185センチと決してGKとしては大柄ではなく、能力もまだまだ荒削りだが、身体能力の高さと反射神経の良さを活かした守りでチームのピンチを救った。
また、勝負強さも彼の武器。
イタリアとの3位決定戦では0−0で迎えた延長前半4分にPKを阻止し、ここ一番の集中力で同国史上最高の3位入りに大きく貢献した。
今大会で多くの経験を積んだだけに、今後ブレイクする可能性は十分にあるはずだ。
韓国を準優勝に導く
韓国の江南FCに籍を置くイ・グァンヨンもモイセス・ラミレス同様にサイズに恵まれていない。
だが、184センチの身長を補って余りあるGKスキルとメンタリティーの強さは十分に世界で通用することを証明した。
イ・グァンヨンの良さが出たセネガル戦
とりわけ、日本をラウンドオブ16で倒した後に迎えた準々決勝のセネガル戦は、彼の良さが最も出たゲームだと言える。
1−1で迎えた72分、イ・グァンヨンが一度PKを止めたものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフリー)がキッカーよりも先に動いたとジャッジ。
今大会から導入されたルールにより、GKが先に動作を起こした場合はイエローカードを貰う規則が適用され、さらにやり直しのキックも決められてしまったのだ。
精神力が試される状況となったイ・グァンヨン。
ここ一番でのPKストップ
試合は決着が付かず、3−3でPK戦に突入したが、一度警告を受けており、このPK戦で相手よりも先に動いてしまった場合は2枚目のイエローカードで退場になる。
GKに懸かるプレッシャーは尋常ではなく、まさに絶体絶命の大ピンチ。
しかし、イ・グァンヨンはこうした逆境でも動じずにゴールを守ると、見事に4本目のキックを見事に止めてチームを勝利に導いた。
惜しくも準優勝に終わったが、ゴールデングローブ(最優秀GK)を受賞したウクライナのアンドリー・ルニン(レアル・マドリー)に負けずとも劣らないプレーで存在感を見せたのは間違いない。
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